ヒップスラストを頑張っているのに、「前ももばかり張る」「腰が疲れてお尻に効かない」と感じたことはありませんか?
実はそれ、根性や筋力不足ではなく“フォームの前提条件”がズレているだけかもしれません。
ヒップスラストは、お尻(大臀筋)を狙える優秀な種目ですが、骨盤・肋骨の位置、足の置き方、
可動域の作り方が少し崩れるだけで、腰や太ももが主役になりやすいのが特徴です。
この記事では、ヒップスラストがお尻に効かない原因を整理し、
初心者でも再現しやすい正しいフォームと調整のコツを現役パーソナルトレーナー目線で解説します。
- ヒップスラストがお尻に効かない原因は「狙う筋肉の感覚」と「フォームの前提条件」のズレ
- ヒップスラストで鍛えられる部位大臀筋を中心に“どこが動く種目か”を整理
- 効かない人に多い原因①骨盤・肋骨の位置が崩れて「腰で押す動き」になっている
- 効かない人に多い原因②足幅・足の位置が合わず、前もも優位になっている
- 効かない人に多い原因③可動域とトップの作り方が浅く「伸び・収縮」が出ていない
- 正しいフォームの手順|セットアップ→動作→呼吸を“順番”で固める
- よくあるNGフォームと痛みのサイン腰・膝に違和感が出るときの見直しポイント
- 効かせるための実践テクニック|“1点だけ”変えて検証する調整メニュー
- 自宅・ジムでできる補助種目ヒップスラストがハマらない人の代替と土台作り
- まとめ|ヒップスラストは「前提(姿勢)→足位置→可動域」を整えるとお尻に入りやすい
- 神楽坂店の店舗詳細
ヒップスラストがお尻に効かない原因は
「狙う筋肉の感覚」と「フォームの前提条件」のズレ

ヒップスラストがお尻に効かないときに多い原因は、やり方が「間違っている」というより、
狙う筋肉(お尻)の感覚がつかめていないまま、フォームの前提条件が崩れていることです。
ヒップスラストは本来、お尻(大臀筋)を使うための種目です。
ただ、骨盤や肋骨の位置がズレたり、足の置き方が合っていなかったりすると、体は楽なところで動こうとして、
腰や前ももが主役になりやすくなります。
結果として「頑張っているのにお尻だけ分からない」が起きます。
大切なのは、気合で回数を増やすことではなく、まず“お尻に入る条件”を整えてから動くこと。
パーソナルジムでは、この前提条件を最初に確認し、狙いどおりに効く形に整えていきます。
*まず結論:原因は1つではなく「準備・軌道・姿勢」の組み合わせで起きる
お尻に効かない原因は、1か所だけのミスで起きるより、
「準備」「軌道」「姿勢」が少しずつズレて重なって起きることがほとんどです。
たとえば準備の段階で肩甲骨の置き方が不安定だと、動作中に体がぐらつき、腰で押す形になりやすいです。
軌道がズレると、股関節で押したいのに膝や腰が頑張ってしまいます。
さらに姿勢が崩れると、肋骨が開いて反り腰になり、負荷が腰に逃げます。
こうなると「ヒップクラフト(※ヒップスラストのこと)」をしているつもりでも、お尻の出番が減ってしまいます。
だからこそ、まずは原因を一点に決めつけず、「どのズレが重なっているか」を落ち着いて見ていくのが近道です。
*効いていない判断基準|腰・前ももに効く/お尻が分からないの典型パターン
「効いていない」のサインは、終わった後にお尻よりも腰が張る、前ももがパンパンになる、
そして動作中にお尻の収縮感がほぼ分からない、の3つが代表的です。
特に、上で止めたときにお尻がギュッと締まる感覚がなく、代わりに腰が反る感じが強い場合は、
フォームの前提条件が崩れている可能性が高いです。
また、足の位置が合っていないと、押し上げるほど前ももが主役になります。
「重さを上げれば効くはず」と思いがちですが、感覚がズレたまま負荷を上げると、
効かせたい部位がさらに遠のくこともあります。
まずは今の状態をこの判断基準で整理し、お尻に入りやすい条件作りから整えていきましょう。
ヒップスラストで鍛えられる部位
大臀筋を中心に“どこが動く種目か”を整理

ヒップスラスト(ヒップクラフト)は「お尻を鍛える種目」として有名ですが、
実際には“どこが動いているか”を理解しておくと効かせやすさが一気に上がります。
主役はお尻の大きな筋肉である大臀筋です。
ここがしっかり働くと、立ち上がる・階段を上るといった動きが安定しやすく、見た目の丸みづくりにもつながります。
一方で、同じ動作をしていても人によって「前ももが疲れる」「腰が張る」と感じることがあります。
これは、狙う部位以外が代わりに頑張ってしまっているサインです。
パーソナルジムでは、まず“主役と脇役”を整理し、今の動きがどこに負荷を乗せているかを一緒に確認していきます。
*主働筋は大臀筋、補助はハムストリング・体幹(感じ方の違いも出やすい)
ヒップスラストの主働筋は大臀筋です。
お尻のいちばん大きい筋肉で、股関節を伸ばす(脚の付け根を伸ばして体を起こす)ときに強く使われます。
そこに補助として、もも裏のハムストリングや、姿勢を崩さないための体幹が関わります。
ここがポイントで、補助の働き方は人によって差が出やすいんです。
例えば足の位置が近いと前ももが出やすくなり、骨盤の角度が崩れると腰が頑張りやすくなります。
つまり「お尻に効く感覚」は、主役の大臀筋が働ける条件を整えてこそ出てきます。
*「お尻に効く」はフォームだけでなく股関節の動きが作る感覚
「フォームを真似しているのにお尻に効かない」という人は少なくありません。
その理由は、形だけ整っていても、股関節の動きがうまく作れていないことがあるからです。
ヒップスラストで大切なのは、腰を反らせて押し上げるのではなく、
脚の付け根(股関節)を伸ばしてお尻で持ち上げる感覚です。
ここがズレると、見た目はヒップクラフトでも、実際は腰や太ももが動作を担当してしまいます。
お尻に効く感覚を作るには、トップで「お尻が締まる」感覚が出るか、腰が反っていないかを落ち着いて確認するのが近道です。
パーソナルジムでは、この“股関節で動かす感覚”を言葉と動きの両方で揃えていきます。
効かない人に多い原因①
骨盤・肋骨の位置が崩れて「腰で押す動き」になっている

ヒップクラフト(ヒップスラスト)でお尻に効かない人に多いのが、骨盤と肋骨の位置が崩れて、
動きが「腰で押す」形になっているパターンです。
お尻に効かせるには“股関節で押し上げる”必要があります。
ところが反り腰気味だったり、胸がグッと持ち上がって肋骨が開いたりすると、
体は股関節ではなく腰を反らせて上げる方が楽になります。
これだと主役が大臀筋にならず、腰や前ももに負担が寄りやすいんです。
見た目は上がっているのに、お尻の収縮感が薄いときは、この前提条件のズレを疑ってみてください。
パーソナルジムではフォーム以前に、骨盤と肋骨の“重なり”を整えてから動作に入ることが多いです。
*反り腰・肋骨が開くと、お尻より腰が主役になりやすい
反り腰になると、上に上げる動きが「お尻で押す」ではなく「腰を反って押す」になりがちです。
さらに肋骨が開くと、胸が前に突き出て体幹が抜け、腰の反りが強調されます。
すると、トップでお尻がギュッと締まる感じよりも、腰が詰まるような感覚が出やすくなります。
例えば、持ち上げた瞬間にお尻ではなく腰の筋肉が先に疲れる、終わった後に腰だけが張る、という場合は典型です。
ここを放置して回数や重さを増やすより、姿勢を整えて「股関節で動く」形に戻す方が、結果的に効きやすくなります。
*セット前に整えるチェック|骨盤の向き/みぞおち・肋骨/顎の位置
動作に入る前のチェックは難しく考えなくて大丈夫です。
まず骨盤は、反りすぎず丸めすぎず、真ん中に置くイメージを持ちます。
次に、みぞおちから上が反って肋骨が前に開いていないかを確認します。
胸を張りすぎると腰で押しやすくなるので、肋骨は軽くしまってお腹に力が入る状態が理想です。
最後に顎の位置です。
顎が上がると胸が起きて肋骨が開きやすいので、軽く引いて首を長く保つと安定します。
パーソナルジムでは、この3点を整えてからヒップクラフトを行い、まず「腰で押さない」状態を作っていきます。
効かない人に多い原因②
足幅・足の位置が合わず、前もも優位になっている

ヒップクラフト(ヒップスラスト)でお尻に効かない人の次に多い原因は、足幅や足の置き方が合っておらず、
動きが前もも優位になっていることです。
足の位置は「お尻に効くか」「前ももに逃げるか」をかなり左右します。
見た目のフォームがそれっぽくても、足が近すぎたり遠すぎたりすると、
股関節で押すはずの動きが膝の伸びに寄りやすくなります。
すると、持ち上げるほど前ももが頑張ってしまい、「お尻の収縮感がないのに脚だけ疲れる」という状態が起きます。
逆に、足の位置が合うと、押し上げたときにお尻がギュッと締まる感じが出て、腰や膝も安定しやすくなります。
パーソナルジムでは、体格や股関節の硬さに合わせて足位置を微調整し、
“お尻が主役になれる場所”を一緒に見つけていきます。
*足位置の基本|膝の角度とスネの傾きで「お尻の出番」が変わる
足位置を決めるときは、細かい数字より「膝の角度」と「スネ(すね)の傾き」を目安にすると分かりやすいです。
ヒップクラフトは、股関節を伸ばすことでお尻を使う種目です。
だから、膝を伸ばす動きが強くなるほど前ももが出やすくなります。
足が近すぎると、押し上げるときに膝の曲げ伸ばしが増えて、前もも優位になりがちです。
反対に、足が遠すぎると、今度はもも裏が先に疲れたり、腰が反りやすくなったりします。
スネが極端に前へ倒れたり、逆に立ちすぎたりしていないかを見て、股関節で押せる形を作ることが大切です。
*修正の目安|前ももが張る人/ハムが先に疲れる人の足位置調整
修正の方向性は、今どこが先に疲れるかで考えると迷いません。
前ももが張りやすい人は、足が近すぎるか、膝が前へ出て膝主導になっている可能性があります。
この場合は、足をほんの少しだけ前に出して、押し上げるときに膝を伸ばすより「踵で床を押す」感覚を強めると、
お尻に入りやすくなります。
逆に、もも裏(ハムストリング)が先に疲れる人は、足が遠すぎて、引っ張るような動きになっていることがあります。
その場合は、足を少し体側に寄せて、トップでお尻が締まる位置を探します。
パーソナルジムでは、こうした微調整を1つずつ試しながら、
ヒップクラフトが“お尻に効く形”に落ち着くポイントを作っていきます。
効かない人に多い原因③
可動域とトップの作り方が浅く「伸び・収縮」が出ていない

ヒップクラフト(ヒップスラスト)でお尻に効かない人に多い3つ目の原因は、可動域が浅く、
トップの作り方もあいまいで「伸びる・縮む」という感覚が出ていないことです。
結論から言うと、お尻に効かせるには、下で大臀筋がしっかり伸びて、上でしっかり縮む流れが必要です。
ところが、バーベルを持ち上げることが目的になってしまうと、下で止まらずに反動で上げたり、
上では腰を反って高さだけ作ったりして、肝心のお尻が働く時間が短くなります。
例えば、回数はこなせるのにお尻の張りが残らない、トップで“締まる”感じより腰が反る感じが強い、
という場合はこのパターンが疑わしいです。
パーソナルジムでは、重量よりもまず可動域の質を整えて、「伸びて縮む感覚」が出る動きを優先して組み立てていきます。
*ボトムで大臀筋が“伸びる”条件(無理な反りで深さを作らない)
ボトムで大臀筋が伸びるためには、骨盤と肋骨の位置を保ったまま、お尻が“後ろに引かれる”感覚を作ることが大切です。
ここでやりがちなのが、深く下げたい一心で腰を反らせてしまうことです。
腰を反って作った深さは、お尻が伸びるというより腰が反っただけになりやすく、
効きづらさや違和感につながることがあります。
具体的には、下でお尻より腰が突っ張る感じが出る、下げた瞬間に肋骨が開いてしまう、という状態です。
ボトムは「無理に深く」より「姿勢を崩さずに止まれる深さ」が正解です。
その深さで一度落ち着くと、お尻の伸び感がつかみやすくなります。
*トップで大臀筋が“縮む”条件(腰を反らずに股関節を伸ばす)
トップで大臀筋が縮む条件は、腰を反らせて高さを作るのではなく、股関節を伸ばしてお尻で“押し切る”ことです。
ヒップクラフトでは、上でお尻がギュッと締まる感覚が出るのが理想ですが、ここで胸を張りすぎたり顎が上がったりすると、
腰を反らせてしまい、お尻の縮みが弱くなります。
具体例として、上でバーは高いのにお尻の収縮がなく、腰に力が入ってしまうケースが典型です。
トップは「背中を反らす」ではなく「お腹に軽く力を入れて、骨盤と肋骨を重ねたまま押し上げる」イメージが近いです。
これができると、重さを追わなくてもお尻の効き方がはっきりしてきます。
正しいフォームの手順|セットアップ→動作→呼吸を“順番”で固める

ヒップクラフト(ヒップスラスト)をお尻に効かせるコツは、才能や根性よりも「順番」を守ることです。
セットアップで土台を作り、動作で股関節を使い、呼吸で体をブレさせない。
この流れが揃うと、お尻の収縮感が一気に分かりやすくなります。
逆に、どれかが抜けると腰で押したり、前ももに逃げたりしやすくなります。
例えば、バーの位置が合っていないだけで動作が浅くなったり、顎が上がるだけで肋骨が開いて腰が反りやすくなったりします。
パーソナルジムでは、いきなり重さを上げる前に、この順番を一つずつ確認して「再現できるフォーム」を作っていきます。
*セットアップ|ベンチの高さ・肩甲骨の位置・バーの当て方
まずはセットアップです。
ベンチの高さは高すぎると背中が反りやすく、低すぎると動きが窮屈になります。
目安は、肩甲骨の下あたりがベンチに当たり、上げ下げしても首が苦しくならない高さです。
肩甲骨は力みすぎず、ベンチに“乗せる”感覚で安定させます。
次にバーの当て方です。
お腹に当てるのではなく、骨盤の少し上、下腹部寄りに乗ると押しやすくなります。
痛みが強い場合はパッドやタオルを使い、怖さで動作が浅くならない状態を作るのが大切です。
*動作のポイント|顎・肋骨・骨盤を固定して「股関節で押す」
動作は「腰を反って高く上げる」ではなく、「股関節で押し上げる」が正解です。
そのために、顎・肋骨・骨盤の3点を固定しておきます。
顎が上がると胸が起きて肋骨が開きやすいので、顎は軽く引いて視線は正面か少し下にします。
肋骨はふわっと締めて、お腹に力が入る状態を保ちます。
骨盤は反りすぎず丸めすぎず真ん中に置き、上げるときに腰だけで反らないようにします。
上で「お尻が締まる」感覚が出るかを目安にすると、ヒップクラフトの狙いがブレにくくなります。
*呼吸と力の入れ方|腹圧を保ってブレを減らす
最後が呼吸です。
呼吸がバラバラだと体幹が抜けて、腰で押す動きに変わりやすくなります。
ポイントは腹圧です。
腹圧とは、お腹の内側に風船があるように“内側から張る力”のことです。
息を止めるのではなく、吸ってお腹を軽く張り、その張りを保ったまま押し上げます。
上で力が抜ける人は、吐ききってしまって体がふにゃっとなっていることが多いです。
張りを保てると、バーの軌道が安定し、お尻に効かせる時間が増えます。
パーソナルジムでは、この呼吸のタイミングまで含めてフォームを整えるので、再現性が上がりやすいです。
よくあるNGフォームと痛みのサイン
腰・膝に違和感が出るときの見直しポイント

ヒップクラフト(ヒップスラスト)は、お尻を狙える反面、フォームが崩れると腰や膝に違和感が出やすい種目でもあります。
結論から言うと、痛みや強い張りが出るときは「効いている証拠」ではなく、
動きのどこかで負荷が逃げているサインとして捉えるのが安全です。
多くの場合、原因は反りすぎ、可動域の作り方のズレ、そして体幹の支え不足が重なって起きます。
例えば、トップで高さを出そうとして腰を反らせるほど、お尻の収縮より腰の負担が増えやすくなります。
膝の違和感も同様で、足位置や膝の向きが合っていないまま繰り返すと、狙いが外れて不安定になります。
パーソナルジムでは、痛みを我慢して続けるのではなく、まず原因を切り分けて「お尻に乗る動き」に戻すことを優先します。
*腰が痛い/張る:反りすぎ・可動域の取り方・腹圧不足の可能性
腰に痛みや強い張りが出るときは、まず反りすぎを疑ってください。
ヒップクラフトでありがちなのが、上でお尻を締める代わりに腰を反ってしまうことです。
すると、動きの主役が股関節から腰に移り、腰回りが先に疲れます。
また、深く下げようとして腰を反らせてしまうと、可動域は大きく見えても、お尻が伸びる前に腰が頑張ってしまいます。
もう一つは腹圧不足です。
腹圧はお腹の内側を軽く張って体を安定させる力で、ここが抜けると腰で支える形になりやすいです。
具体的には、動作中に肋骨が開く、顎が上がる、上で体がグラつくといったサインが出やすいので、
まずは姿勢と呼吸を整えてから負荷を扱うのが近道です。
*膝が痛い:足位置・膝の向き・荷重バランスのズレ
膝の違和感は、足位置と膝の向き、そして体重の乗せ方がズレていると起きやすいです。
足が近すぎると膝の曲げ伸ばしが強くなり、ヒップクラフトが「膝で押す動き」に寄って前ももが頑張ります。
逆に足が遠すぎると、引っ張るような動きになって膝周りが不安定になりやすいです。
膝の向きも重要で、つま先と膝がバラバラの方向を向くと、力が逃げて違和感が出やすくなります。
さらに、つま先側に体重が乗りすぎると前もも優位になりやすいので、踵で床を押す感覚を持つと安定します。
パーソナルジムでは、足位置を少しずつ調整しながら、膝が気にならずにお尻に入るポイントを一緒に探していきます。
効かせるための実践テクニック|“1点だけ”変えて検証する調整メニュー

ヒップクラフト(ヒップスラスト)をお尻に効かせたいとき、
いちばん早く上達するコツは「いろいろ同時に直さない」ことです。
修正は“1点だけ”小さく変えて、効き方の変化を検証するのが近道です。
足位置も、姿勢も、呼吸も、全部を一気に変えると、何が効いたのか分からなくなりやすいからです。
例えば「今日は踵で押す意識だけ」「今日はトップで腰を反らないだけ」というように、テーマを一つに絞ると、
感覚が育ちやすくなります。
さらに、道具やテンポを使うと“再現性”が上がり、狙いどおりにお尻へ入りやすくなります。
パーソナルジムでも、フォームを完璧にするより先に、効く形を安定して出せるように、1点修正の積み重ねで作っていきます。
*キュー(意識)で変える|「踵で床を押す」「骨盤を丸めすぎない」など
キューとは、動作中に意識する短い合図のことです。
難しい理屈より、体が動きやすくなる言葉を一つ持つのが効果的です。
例えば前ももが張る人は「踵で床を押す」を試すと、つま先側に体重が乗りすぎるのを防ぎやすくなります。
腰が入りやすい人は「肋骨を軽くしまう」や「顎を少し引く」と、反り腰になりにくくなります。
また「骨盤を丸めすぎない」も大切です。
丸めようとしすぎると動きが窮屈になり、お尻の収縮が作りにくくなることがあります。
キューは一度に一つ。
効き方が変わるかを落ち着いて確認しましょう。
*道具で変える|ミニバンド/パッド/ブロックで再現性を上げる
道具は“正しい動きに誘導する補助輪”として使うと便利です。
ミニバンドを膝上に巻くと、膝が内側に入りやすい人でも外に広げる意識が持ちやすくなり、股関節が安定します。
バーの当たりが痛くて動作が浅くなる人は、パッドやタオルで痛みのストレスを減らすだけでも、
可動域が出てお尻に入りやすくなります。
ブロックや台は、足の高さを少し変えて「押しやすい位置」を作るために使えます。
ヒップクラフトは小さなズレで効き方が変わるので、道具で条件を固定すると、同じ感覚を再現しやすくなります。
*回数・テンポで変える|軽めで丁寧に、止める・ゆっくり下ろすの使い分け
効かせる感覚を作る段階では、重さよりテンポが役に立ちます。
軽めで丁寧に動くと、腰や前ももに逃げた瞬間に気づきやすいからです。
トップで一瞬止めると、お尻が締まっているか、腰を反っていないかを確認できます。
下ろす動きをゆっくりにすると、お尻が伸びる感覚が出やすくなり、反動でごまかせなくなります。
逆に、勢いよく動かすほど、強い部位が代わりに働いてしまいがちです。
まずは「止める」か「ゆっくり下ろす」のどちらか一つを選び、
ヒップクラフトの効き方がどう変わるかを確かめてみてください。
自宅・ジムでできる補助種目
ヒップスラストがハマらない人の代替と土台作り

ヒップクラフト(ヒップスラスト)がお尻にハマらないときは、無理にその種目だけを続けるより、
補助種目で「感覚」と「土台」を作る方が近道になることがあります。
ヒップスラストはフォームの前提条件が揃って初めて効きやすくなる種目です。
だから、今の段階で腰や前ももに逃げやすいなら、いったん簡単な動きに戻して、
お尻を使う感覚を育てた方が結果的に早く整います。
例えば自宅なら道具が少なくてもできる種目で感覚を作れますし、ジムなら負荷を調整しながら土台を強化できます。
パーソナルジムでも、いきなりヒップクラフトにこだわらず、
今の体に合う補助種目を挟んで「効く状態」を作ってから戻すことがよくあります。
*お尻の感覚を作る|グルートブリッジ/クラムシェル/ヒップヒンジ練習
お尻の感覚が分からない人は、まず“狙った筋肉を使う練習”から始めると安心です。
グルートブリッジはヒップスラストより動きがシンプルで、腰を反らずにお尻で持ち上げる感覚を作りやすいです。
クラムシェルは横向きでお尻の横側を使う練習になり、股関節の安定に役立ちます。
ヒップヒンジの練習は、股関節を折りたたむ動きを身につけるための土台で、腰を曲げてしまうクセを減らしやすいです。
どれも「どこに効いているか」を感じながら丁寧に行うことで、ヒップクラフトに戻ったときの感覚がつながりやすくなります。
*フォーム安定の土台|ハム・股関節・体幹の補強で“腰優位”を防ぐ
フォームが崩れて腰が主役になる人は、動きの問題だけでなく“支える力”が足りていないこともあります。
もも裏のハムストリングは股関節を安定させる助けになり、弱いと腰で押しやすくなります。
股関節まわりの柔らかさと強さも大切で、硬さが強いと可動域が浅くなり、代わりに腰が動いてしまうことがあります。
そして体幹は、骨盤と肋骨の位置を保つための土台です。
体幹が抜けると、ヒップクラフト中に肋骨が開いて反り腰になりやすく、お尻の収縮が作りにくくなります。
パーソナルジムでは、こうした土台を整える補助を入れて、ヒップスラストが安定して効く状態へ戻していきます。
まとめ|ヒップスラストは「前提(姿勢)→足位置→可動域」
を整えるとお尻に入りやすい

ヒップクラフト(ヒップスラスト)がお尻に効かないときは、
「前提(姿勢)→足位置→可動域」の順で整えると改善しやすいです。
多くの人は、重さや回数を増やして解決しようとしますが、土台が崩れたままだと腰や前ももが頑張ってしまい、
お尻の収縮感が育ちにくくなります。
まず姿勢です。
骨盤と肋骨がズレると腰で押しやすくなるので、顎を軽く引いて、肋骨を少ししまい、
骨盤を真ん中に置く意識を持つだけでも変わります。
次に足位置です。
足が近すぎると前もも優位、遠すぎるとハムが先に疲れやすいので、トップで「お尻が締まる」位置を探します。
最後に可動域です。
下で伸び、上で縮む感覚が出る深さとトップを作ると、ヒップクラフトは一気に“お尻の種目”になっていきます。
*今日からのチェックリスト|1つ修正→動画で確認→再現性を作る
今日からできる進め方はシンプルで、「1つだけ修正して、動画で確認して、再現性を作る」です。
例えば今日は顎の位置だけ、次は肋骨だけ、というようにテーマを一つに絞ると、効き方の変化が分かりやすくなります。
動画は横から撮るのが分かりやすく、腰が反っていないか、足位置がずれていないか、
トップで姿勢が崩れていないかを落ち着いて確認できます。
うまくいったときは、そのときの足位置や感覚をメモして“同じ条件”を作るのがコツです。
ヒップクラフトは小さなズレで効き方が変わるので、再現できる形を一つ持てるだけで、迷いが一気に減ります。
*一人での改善が難しい場合は、
パーソナルジムでフォーム確認と負荷設定を整えるのも一つの選択肢
もし「動画を撮っても何がズレているか分からない」「直したつもりでも腰や前ももに逃げる」という場合は、
パーソナルジムでフォーム確認と負荷設定を整えるのも一つの選択肢です。
ヒップクラフトは、姿勢・足位置・可動域が同時に関わるため、自己流だと“どれを優先して直すか”で迷いやすい種目です。
第三者に見てもらうことで、今の体に合う足位置やベンチの高さ、重さの選び方が整理され、
最短で「お尻に入る条件」が揃いやすくなります。
売り込みではなく、悩みを早く解決するための方法として、専門家のサポートを活用するという考え方も覚えておくと安心です。
https://qualitas-kagurazaka.com/trial-lesson/
神楽坂店の店舗詳細
- 店舗名
-
QUALITAS 神楽坂店
- 住所
-
東京都新宿区神楽坂3-6 丸岡ビル 3F
- 最寄駅
-
飯田橋駅「B3出口」徒歩2分
神楽坂駅「1a出口」徒歩6分
牛込神楽坂駅「1a出口」徒歩4分
- 営業時間
-
9:00 〜 21:30 (20:00最終受付)
- 定休日
-
年末年始(12月31日 〜 1月2日)
