【血糖値とダイエットの関係】太りやすい人・痩せやすい人の違いとは?

みなさん、こんにちは🌞

今日は血糖値について、お話していこうと思います!

「同じものを食べても、なぜあの人は太らないのに私は太るの?」

ダイエットを頑張っている人なら、一度はそう思ったことがあるはずです。

実はそのカギを握っているのが 血糖値 です。

血糖値の上がり方には個人差があり、それが「太りやすい体質」「痩せやすい体質」に直結しています。

この記事では、血糖値とダイエットの関係をわかりやすく解説し、今日から取り入れられる「血糖値を味方にする食べ方・生活習慣」をご紹介します。

血糖値とは?ダイエットとの関係を理解する

ダイエットを成功させる上で、多くの人が最初に注目するのは「カロリー」ですよね。

「摂取カロリーを減らして、消費カロリーを増やせば痩せる」

確かにそれは間違いではありません。

でも実際には、「カロリー」だけでは説明できない太り方 をする人がいます。

同じカロリーの食事をとっていても、Aさんはスルッと痩せて、Bさんは全然痩せない…そんな経験をしたことはありませんか?

その差を生み出している大きな要因のひとつが「血糖値」なんです。

血糖値の基本を知ろう

まず「血糖値」という言葉の意味から確認してみましょう。

血糖値とは、血液の中に含まれる「ブドウ糖(グルコース)」の濃度を示す数値です。

ブドウ糖は、私たちの体にとって 大切なエネルギー源。

脳を動かすのも、筋肉を動かすのも、心臓を動かすのも、すべてブドウ糖の力によって支えられています。

つまり、血糖値は「体のエンジンに入っているガソリンの量」を表しているとも言えるのです。

食事と血糖値の流れ

  1. ご飯やパン、麺類、甘いお菓子を食べる

  2. それらに含まれる糖質(炭水化物)が消化酵素によって分解され、ブドウ糖に変わる

  3. ブドウ糖が血液に吸収され、血糖値が上がる

  4. 必要な分は体の各細胞に届けられ、余った分は体に蓄えられる

この流れは自然なもので、健康な体を維持するためには欠かせません。

ところが、問題は「血糖値が上がりすぎる」こと。

血糖値が高くなりすぎるとどうなる?

食事をすると血糖値は自然に上がりますが、上がりすぎると体は慌てて対応を始めます。

その時に登場するのが「インスリン」というホルモンです。

インスリンの役割

インスリンは、すい臓から分泌されるホルモンで「血糖値を下げる唯一のホルモン」と言われています。

血糖値が上がりすぎると、インスリンは血液中のブドウ糖を細胞に運び、エネルギーとして使ったり、脂肪として蓄えたりして血糖値を正常に戻そうとします。

つまり、インスリンは体を守るために働いてくれるありがたい存在なのです。

どうして太りやすさと繋がるのか?

では、なぜインスリンが太りやすさに関係するのでしょうか?

実はインスリンは「脂肪を蓄えるスイッチ」でもあるのです。

食事で血糖値が急激に上昇すると…

  • すい臓からインスリンが一気に分泌される
  • インスリンは余ったブドウ糖を脂肪細胞に送り込み、中性脂肪として蓄積する
  • その結果、脂肪が増えて体重が増える

つまり、血糖値が乱れるほど「脂肪が溜まりやすい体」になってしまうのです。

血糖値スパイクとは?

ここでよく聞く言葉が「血糖値スパイク」です。

これは 食後に血糖値が急上昇し、その後急激に下がること を指します。

血糖値スパイクが起こると…

  • 食べた直後は一時的に「元気!」と感じる
  • しかし急降下するため、すぐに「だるい・眠い・お腹が空いた」と感じる
  • 結果として「また何か食べたい」と欲求が強くなる

この繰り返しが「食べても食べても満たされない」「つい間食してしまう」原因になります

「甘いものを食べたのにすぐお腹が空く」の正体

例えば、お昼に菓子パンと甘いジュースをとったとします。

これらは糖質が多く消化吸収が早いため、血糖値が一気に上がります。

  • 食後30分:血糖値が急上昇 → エネルギー爆発で元気いっぱい
  • 食後1〜2時間:インスリン大量分泌 → 血糖値が急降下
  • その直後:「お腹が空いた」「何か甘いもの食べたい」という強烈な欲求

この現象こそ、まさに血糖値スパイク。

そして、次に食べたものもまた脂肪に変換されやすくなるので、太りやすさの悪循環 に陥るのです。

血糖値とダイエットの関係をまとめると

  • 血糖値は体のエネルギーの「ガソリンメーター」

  • 高くなりすぎると、インスリンが分泌されて余分な糖を脂肪として蓄える

  • 血糖値の乱高下(スパイク)は、強い空腹感と暴食の原因になる

結果、脂肪が溜まりやすく「太りやすい体」になってしまう

つまり、ダイエットを成功させたいなら「カロリー」だけでなく「血糖値の安定」が欠かせない ということです。

身近な例で考えてみよう

最後に、日常のシーンでイメージしてみましょう。

  • 朝食を菓子パンとカフェオレで済ませた日


    → 午前中に眠気が襲い、集中力が切れ、お昼までにお菓子をつまみたくなる


  • 朝食を野菜と卵、玄米ごはんで摂った日


    → 血糖値の上昇が緩やかで、午前中も頭がスッキリして空腹感も少ない

この違いを作っているのが、まさに「血糖値のコントロール」なのです。

太りやすい人・痩せやすい人の違いとは?

「同じものを食べているのに、あの人は太らない。私はすぐ太る…」

多くの人が一度は感じたことがある疑問です。

この「太りやすい人・痩せやすい人の違い」は単純に「食べる量」だけでは説明できません。

大きく関わっているのが 血糖値の上がりやすさ・下がりやすさ です。

ここではその仕組みを詳しく見ていきましょう。

インスリン感受性の違い

まず注目したいのは「インスリン感受性」

これは、体がインスリンにどれだけ反応して血糖を処理できるかを表す指標です。

  • インスリン感受性が高い人


     → インスリンが効率よく働き、糖をスムーズに細胞に取り込める。


     → 血糖値が安定しやすく、脂肪として溜まりにくい。


  • インスリン感受性が低い人


     → インスリンが効きにくく、糖が血液中に残りやすい。


     → 余分な糖は脂肪細胞に回されやすく、太りやすい。

つまり、インスリンが効きやすいかどうかで「痩せやすさ」が変わってくるのです。

筋肉量の違い

筋肉は「糖を消費する最大の器官」と言われています。

運動すると筋肉が糖を取り込み、血糖値を下げてくれるのです。

  • 筋肉量が多い人 → 糖の受け皿が大きい → 太りにくい

  • 筋肉量が少ない人 → 糖を処理できる力が小さい → 余分が脂肪に回る

特に女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、同じ食事をしても太りやすい傾向があります。

このため、ダイエットにおいて「筋肉を落とさないこと」「適度に筋肉を増やすこと」は非常に大切なのです。

基礎代謝の違い

「基礎代謝」とは、何もしなくても生きているだけで消費するエネルギーのこと

この基礎代謝が高い人は、血糖値が上がっても糖を自然にエネルギーとして使いやすいため、太りにくい体質と言えます。

一方で基礎代謝が低い人は、余分な糖を燃やしきれず脂肪に変わりやすいのです。

基礎代謝は以下の要素で左右されます:

  • 年齢(年を取ると下がる)

  • 筋肉量(多いほど高い)

  • ホルモンバランス(特に女性は影響大)

「昔は同じ食事で太らなかったのに、30代から太りやすくなった…」というのは、この基礎代謝の低下によるものです。

腸内環境の違い

近年の研究では、腸内細菌が血糖値の上昇に大きく関わっていることが分かっています。

腸内環境が整っていると:

  • 糖の吸収が緩やかになり、血糖値が安定する

  • 満腹ホルモン(GLP-1など)が分泌されやすくなり、食欲がコントロールされる

逆に腸内環境が乱れていると:

  • 糖の吸収が早くなり、血糖値が急上昇

  • 食欲が乱れ、間食や暴食につながる

つまり、同じ食事をしても腸内環境次第で「太るか太らないか」が変わるというわけです。

食べ方・生活習慣の違い

太りやすい人と痩せやすい人の差は「体質」だけではなく、「習慣」にも現れます。

太りやすい人の習慣

  • 早食いで血糖値が急上昇しやすい

  • 食事の間隔が不規則で暴食しがち

  • 夜遅くに食べることが多い

  • 睡眠不足やストレスが溜まっている

痩せやすい人の習慣

  • 野菜やタンパク質から食べるなど、食べる順番に気をつけている

  • 適度に運動をして筋肉を維持している

  • 睡眠のリズムが整っている

  • ストレス発散の方法を持っている

つまり「同じものを食べていても太りやすさが違う」のは、遺伝や体質だけでなく、日々の小さな習慣の積み重ねが大きな要因になっているのです。

身近な例でイメージしてみよう

例えば、友達同士でランチに「パスタとパンのセット」を食べたとします。

  • 痩せやすい友達Aさん


     → 普段から運動習慣があり、筋肉が多い💪


     → 野菜から食べ始めてゆっくり食べる🫛


     → 食後は軽く歩いて血糖値を安定させている🚶


     → 結果、太らない


  • 太りやすい自分Bさん


     → デスクワーク中心で筋肉量が少ない💻


     → お腹が空いていて早食い🤤


     → 食後すぐに座ってスマホを見て過ごす📱


     → 血糖値が乱れ、脂肪に蓄積しやすい

こうして比べると、「体質」だけではなく「行動の違い」も太りやすさを左右していることがよく分かりますよね。

太りやすさと痩せやすさの分かれ道

太りやすい人と痩せやすい人の違いは、次の要素が複雑に絡み合っています。

👑 インスリン感受性

👑 筋肉量

👑 基礎代謝

👑 腸内環境

👑 食べ方や生活習慣

そしてそのすべてが、最終的には 血糖値の安定性 に繋がっているのです。

「私は太りやすい体質だから…」と諦める必要はありません。

筋肉を増やしたり、腸内環境を整えたり、食べる順番を工夫したりすることで、誰でも 痩せやすい体質に近づける ことができます。

血糖値をコントロールする食べ方

食べる順番を工夫する

野菜 → タンパク質 → 炭水化物」の順に食べるだけで、血糖値の急上昇を防げます。

特に食物繊維は糖の吸収を緩やかにしてくれるので、最初に摂るのが鉄則。

GI値を意識する

GI値(グリセミック・インデックス)は、食品ごとの血糖値の上がりやすさを示す数値です。

  • 高GI食品(白米、パン、菓子パン) → 急上昇しやすい

  • 低GI食品(玄米、オートミール、豆類) → 緩やかに上昇

ダイエット中はなるべく 低GI食品 を選ぶのがポイントです。

よく噛んで食べる

早食いは血糖値を急上昇させる大きな原因

ひと口30回」を目安にすると、インスリンの分泌を緩やかにできます

間食を上手に取り入れる

血糖値が下がりすぎると強い空腹感が出て暴食につながります。

  • 素焼きナッツ🥜

  • ギリシャヨーグルト🍼

  • 高カカオチョコレート🍫

など、血糖値を急上げしないおやつを取り入れるのも有効です。

血糖値を味方にする生活習慣

軽い運動を食後に取り入れる

食後10分のウォーキングは、血糖値の上昇を大幅に抑えることが研究でも明らかになっています。

「食べたら動く」を習慣化するだけで太りにくい体質に。

睡眠不足を避ける

睡眠不足はインスリンの効きを悪くし、血糖値が乱れやすくなります。

最低でも6〜7時間の睡眠を確保しましょう。

ストレスを溜めない

ストレスホルモン(コルチゾール)は血糖値を上げやすくします。

リラックスする時間を作ることも、立派なダイエット習慣です。

血糖値を整えるおすすめ食材

  • 玄米・雑穀米 → 白米より血糖値が上がりにくい

  • オートミール → 食物繊維が豊富で朝食に◎

  • 野菜(特に葉物・海藻) → 食前に摂ると効果大

  • 豆類(大豆、レンズ豆) → 低GIで満腹感が続く

  • ナッツ類 → 間食やサラダトッピングに最適

血糖値を制する者がダイエットを制する

ダイエットは「カロリー計算」だけではなく、 血糖値のコントロール が成功のカギです。

  • 血糖値が乱れる → 太りやすい

  • 血糖値が安定する → 痩せやすい

日常の小さな工夫(食べる順番、食後の軽い運動、低GI食品の選択)が、長期的に大きな結果をもたらします。

「太りやすい体質だから…」と諦める必要はありません。

血糖値を味方にすれば、誰でも 痩せやすい体質 を作ることができるのです。

まとめ

  • 血糖値の急上昇は太る最大の原因

  • インスリン感受性や筋肉量の違いが「痩せやすさ」を左右する

  • 食べる順番・GI値・食後の運動で血糖値を安定させられる

  • 睡眠・ストレス管理も血糖値コントロールに欠かせない

今日から実践できる小さな工夫を積み重ね、血糖値をコントロールして「太りにくく、痩せやすい体」を目指しましょう。

この記事の監修者】 
QUALITAS代表トレーナー 岡田啓

【保有資格】
 NSCA-CPT (全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
NASM-PES(全米スポーツ医学協会認定パフォーマンス・エンハンスメント・スペシャリスト)
FMS Level 1&2

【修了過程】
Dynamic Neuromuscular Stabilization パート1&2
PRI Myokinematic Restoration
PRI Pelvis Restoration

【神楽坂・飯田橋・南青山・表参道のパーソナルジムQUALITAS】

神楽坂・飯田橋・南青山・表参道エリアのパーソナルジムQUALITASは、「2ヶ月で人は変われる」をCONCEPTに、店舗では「パーソナルトレーニング」 「痩身エステ(ハイパーナイフ)」 を組み合わせた独自のサービスを、店舗の外では「低脂質宅配食」と「オンライン食事指導」を組み合わせたサービスでお客様のボディメイクを徹底サポートいたします。

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