みなさんこんにちは!☺️
QUALITAS代表トレーナーの岡田です。
「なかなか体重が減らない…」「食欲が止まらない…」そんな悩みを抱えていませんか?
ダイエットにおいて 食欲のコントロール は最大の課題のひとつです。
でも、もし 食欲そのものを減らすことができたら どうでしょうか?👏
実は、近年の研究で「タンパク質に食欲を抑制する効果がある」ことが明らかになってきました。
今回は、最新エビデンスをもとに タンパク質の食欲抑制効果と実践法 を徹底解説していきます!
はじめに:なぜ食欲を抑えるのが難しいのか

「ダイエットは結局、食欲との戦いだ」
多くの人がそう感じています。
- お腹が空いていないのに食べてしまう
- 満腹なのにスイーツは別腹
- 夜になると急に食べたくなる
これは決して「意志が弱いから」ではありません。
人間の身体には「食べたい」と感じさせる強力なシステムが備わっているからです。
食欲は三大欲求(睡眠・性欲・食欲)のひとつ。生存のために不可欠な本能です。
そのため、我慢し続けるのは非常に難しく、ストレスや反動を生みます。
👉 だからこそ重要なのは「我慢」ではなく、自然に食欲を減らす仕組みづくり。
そのカギを握るのが、実は タンパク質 なのです。
食欲をコントロールするホルモンの働き

私たちの食欲は、複数のホルモンや神経が複雑に関わり合って決まります。
主な食欲関連ホルモン
- グレリン(空腹ホルモン)
胃から分泌され、食事前に増加。「お腹が空いた!」と脳に伝える。 - レプチン(満腹ホルモン)
脂肪細胞から分泌。視床下部に作用し、「もう食べなくて大丈夫」と感じさせる。 - インスリン
血糖を下げる働きがあり、同時に食欲を抑える作用もある。 - ペプチドYY・GLP-1
腸から分泌され、消化を遅らせ、満腹感を持続させる。
👉 このホルモンバランスが崩れると「食欲が止まらない」状態になります。
最新研究では、タンパク質がこれらのホルモンを調整し、自然に食欲を抑えることが示されています。
食事制限ダイエットの限界とタンパク質の重要性

糖質制限や低脂質ダイエットは、一時的に体重を落としやすい手法です。
しかし、以下のようなデメリットもあります。
- 筋肉まで失ってしまう
- 代謝が落ちてリバウンドしやすくなる
- 強い空腹感やストレスを感じる
ここで重要なのが タンパク質を十分に摂ること。
研究によると、カロリー制限中でもタンパク質を多めに摂ると、、、
- 筋肉量の減少を防げる
- 満腹感が持続する
- 食欲が自然と落ちる
👉 つまり、タンパク質は「攻守両方の要」なのです。
最新エビデンス紹介
エビデンス① 食欲抑制食品と体重減少(Hansen, 2019)
コペンハーゲン大学のHansenらは、食欲を抑える食品の効果を8週間以上調査しました。
ー結果ー
- 体重は平均 -3.6kg 減少
- 満腹感が高まり、空腹感が減少
- 食欲コントロール食品の介入が体重減少の23〜58%を説明
👉 「食欲を抑える食品の摂取はダイエットに直結する」ことが確認され、その代表がタンパク質でした。
エビデンス② 高タンパク食品の食欲抑制(Kohanmoo, 2021)
シーラーズ医科大学のKohanmooらは、68件の研究を解析。
ー結果ー
- 即時的に「空腹感の減少」「食欲の低下」「満腹感の増加」を確認
- 長期的な効果はバラつきがあり、有意差は明確でない
👉 タンパク質は「その場での食欲抑制」に効果的であることが分かりました。
したがって、毎日の食事に継続的に取り入れることが重要です。
エビデンス③:高タンパク・低GI食が長期的に空腹感を抑制
大規模な3年にわたるランダム化試験「PREVIEW」によると、高タンパク・低グリセミック指数(GI)ダイエットは、減量後のリバウンドでは体重維持に繋がらなかったものの、空腹感の抑制には有効であったことが報告されています。
長期的な食欲ケアにおいて、タンパク質の役割が示唆される貴重な研究です。
エビデンス④:特定の消化ペプチドが満腹感信号を活性化
2024年には、食材由来の特定ペプチドが腸の受容体に働きかけ、CCK・GLP-1・PYYなどの満腹ホルモンの分泌を促すことが明らかになったレビューが発表されました。
このメカニズムは、食品そのものから直接的に食欲抑制を引き起こす科学的裏付けとして非常に興味深い内容です。
他の栄養素と比べた満腹感の違い

実際に、炭水化物・脂質・タンパク質では「満腹感の持続時間」が異なります。
- 炭水化物 → 血糖値が急上昇・急下降しやすく、すぐお腹が空く
- 脂質 → カロリーは高いが、満腹感シグナルは弱い
- タンパク質 → 消化に時間がかかり、ホルモンを刺激して満腹感を維持
👉 この違いが「タンパク質は食欲を抑える」とされる大きな理由です。
タンパク質が食欲を抑えるメカニズム

- 胃腸ペプチドへの作用
消化過程でペプチドホルモンを刺激し、満腹シグナルを強化。 - インスリン分泌の増加
血糖を下げると同時に脳の食欲中枢に作用し、食欲を鎮める。 - 脳の食欲中枢への直接作用
アミノ酸が脳に届き、食欲抑制系の神経伝達を活性化。
タンパク質の種類と特徴

- 動物性タンパク質(肉・魚・卵・乳製品)
必須アミノ酸がバランスよく含まれ、筋肉合成に効果的。 - 植物性タンパク質(大豆・豆類・雑穀)
脂質が少なくヘルシー。腸内環境改善にもつながる。 - プロテインパウダー
- ホエイ:吸収が早く、運動後に最適
- カゼイン:吸収がゆっくり、就寝前におすすめ
- ソイ:植物性で女性ホルモン様作用も
👉 目的に合わせて組み合わせると、食欲コントロールと筋肉維持を両立できます。
実践ガイド:タンパク質の摂り方
1日の必要量の目安
- 一般成人:体重 × 1.0〜1.2g
- 筋トレやダイエット中の方:体重 × 1.5〜2.0g
(例)体重60kg → 90〜120g
食品の具体例
- 鶏むね肉100g:23g
- 魚100g:20g
- 卵1個:6〜7g
- ギリシャヨーグルト100g:10g
- プロテイン1杯:20〜25g
👉 1食ごとに20〜30gを目安にすると効果的です。
摂取の工夫
- 朝食に卵やヨーグルトを追加
- 間食をお菓子ではなくプロテインバーに置き換え
- 夜は魚や豆腐など消化の良い食品を活用
1日のタンパク質摂取プラン例
- 朝食:卵2個+ヨーグルト+フルーツ/プロテインシェイク
- 昼食:鶏むね肉150g+野菜サラダ+玄米+納豆
- 間食:プロテインバー or 無糖ヨーグルト+ナッツ
- 夕食:焼き魚 or 豆腐ステーキ+野菜スープ
👉 体重1kgあたり1.5〜2gを目安にしましょう。
心理学的視点:なぜ我慢は失敗するのか

多くの人は「食欲を意志で抑えよう」としますが、それは脳科学的に困難です。
- 意志力は有限で、疲労やストレスで消耗する
- 食欲は本能的欲求なので、我慢すると反動が大きい
👉 だからこそ、「自然に食欲を減らす仕組み」を使うことが大切。
タンパク質は、そのための最も科学的なアプローチと言えます。
まとめ
- 食欲は本能であり、我慢だけでは続かない
- タンパク質は筋肉を守るだけでなく、即時的に食欲を抑える
- 高タンパク食品を日常に取り入れることで、自然に過食を防げる
- 動物性・植物性・プロテインを組み合わせると効果的
- 「カロリー制限」よりも「食欲コントロール」に注目するのが現代的ダイエットのポイント
👉 ダイエット成功は「意志」ではなく「戦略」です。
ぜひ、タンパク質をうまく取り入れて無理なく食欲をコントロールしていきましょう💪✨

【この記事の監修者】
QUALITAS代表トレーナー 岡田啓
【保有資格】
NSCA-CPT (全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
NASM-PES(全米スポーツ医学協会認定パフォーマンス・エンハンスメント・スペシャリスト)
FMS Level 1&2
【修了過程】
Dynamic Neuromuscular Stabilization パート1&2
PRI Myokinematic Restoration
PRI Pelvis Restoration
【神楽坂・飯田橋のパーソナルジムQUALITAS】
神楽坂・飯田橋エリアのパーソナルジムQUALITASは、「美と健康をアップデートする」をCONCEPTに、店舗では「パーソナルトレーニング」 「セルフトレーニング」「フェイシャルエステ」「ボディ痩身エステ(ハイパーナイフ)」 を組み合わせた独自のサービスを、組み合わせたサービスでお客様のボディメイクを徹底サポートいたします。
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